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Gainsightにデータ連携する方法

  • 20 March 2023
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カスタマーサクセスを推進するにあたって、CRMやサポートシステムなど複数のシステムでデータを管理したり、個別のスプレッドシートなどで管理しているケースなどもあるかと思います。

 

Gainsightにカスタマーサクセスに関するデータを一元化するにあたって、外部データとの連携は避けて通れません。今回はGainsightにデータを連携する方法の種類についてご紹介します。

 

外部データソースとの連携方法の種類

 

Gainsightに外部データを取り込む際には、いくつかのオプションがあります。

  1. 製品特化型コネクター
  2. Amazon S3経由
  3. Gainsight API

 

1. 製品特化型コネクター

 

SalesforceやMicrosoft Dynamics、HubspotなどのCRMとの連携を容易にするために、Gainsightでは様々なCRM製品に特化したコネクターを用意しています。(詳しくはCRM Integrationsをご覧ください。)

CRM製品以外にも、ZendeskやSalesforce Service Cloudなどのサポートチケットシステムとコネクターや、SAP、Survey Monkey、Zuoraなどとのコネクターも用意しています。(詳しくはOther Connectorsをご覧ください。)

 

2. Amazon S3

 

Amazon S3経由のデータ連携では、CSV/TSVファイルをGainsightに取り込むことができます。

取り込んだCSVはGainsightのルールエンジンを使って、複数のデータセットを結合したり、集計やピポットなどの処理をした後に、CTAを発動させたり、GainsightのMDAオブジェクトにデータを読み込ませるといったアクション設定も可能です。(詳しくはFile-Based Integrationをご覧ください。)

 

3. Gainsight API

 

データ統合を柔軟かつコントロールするためにGainsight APIも用意しています。Bulk KPIとRest APIを設定することができます。API連携はお客様側で設定いただく作業が多く、少し専門的な実装になりますが、インポート/エクスポートのオプションとしてご用意しています。(詳しくはAPI Integrationsをご覧ください。)

*Bulk APIではCSVファイルのみをサポートしています。Rest APIではJSONファイルタイプのみをサポートしています。

 

データ連携時の必須条件

 

外部データと連携する場合、Gainsightのレコードとマッピングするための一意の識別子が必要になります。


 

CSVファイルを取り込む方法

 

Gainsightを運用する際、「CSVをアップロードしたい」という場面も出てくるかと思います。

CSVファイルをGainsightに取り込む方法は複数あります。

 

  1. AdministrationUser管理People管理からCSVをアップロードしてGainsightのMDAにロード
  2. Rule Engine:S3にアップロードされたCSVを取得してGainsightのMDAにロードしたりアクションを設定(詳細
  3. Journey Orchestrator:プログラム参加者・除外リスト用途で利用(詳細
  4. Survey:NPSアンケート結果を取り込む際などに利用(詳細
  5. Connector:S3コネクターのインポートジョブを利用してCSVを取り込む(詳細
  6. Bulk API詳細

など複数の方法があります。

 

連絡先のCSVをGainsightにアップロードするには?

 

では、「S3を使わずに、連絡先のCSVをGainsightに取り込みたい」という場合や、「コネクターが使えないから、CSVでGainsightに直接連絡先のデータをアップロードしたい」場合にはどうしたらいいのでしょうか?Rule Engineでしょうか?

 

Rule Engineを利用する場合

 

Rule Engineを使う場合、あらかじめS3にファイルをアップロードしておく必要があります。

S3にCSVファイルをアップロードする方法はUpload CSV/TSV Files into S3 Bucketをご覧ください。

S3に連絡先のCSVをアップロードしていただいたら、Rule Engineのデータセット作成タスクでデータソースをS3に指定し、アップロードしたファイルからデータセットを作成します。そのデータセットをGainsightのMDAにロードすることができます。

 

管理画面のUIからアップロードする方法

 

S3を使わずに連絡先データをGainsightにロードしたい場合は、Administration画面から「Poeple管理」を使ってUIから直接CSVをアップしていただくことができます。

CSVをアップロードしたら、 Personフィールドとのマッピングや、Company、Relationshipのフィールドとのマッピングを行います。

 

 

「どのような項目を含めたらいいかわからない」という方もご安心ください。People管理画面の「Download a sample CSV to view the required fields」からサンプルCSVファイルをダウンロードできます。

 

推奨されるCSVのプロパティ

  • 文字エンコード: UTF-8
  • 引用符: “ (ダブルクウォート)
  • セパレーター: , (カンマ)
  • ヘッダー行: 1 (必須)
  • エスケープ文字: バックスラッシュ
  • マルチセレクトセパレーター: セミコロン

 

詳しい設定手順は弊社サポートページ「People Management」をご覧ください。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです😀

  


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